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河北新報社として取り組んでいる東北大…

河北新報社として取り組んでいる東北大学のメディア論講座(2013年度)の担当分が今年も近付いてきました。「東北の『みらい』を拓く新聞論」という名称が付いています。今回が3年目で、今年は寺島英弥編集委員と2人で担当しています。

わたしの役割は、デジタル時代のジャーナリズムのありようを学生と手探りすることです。大きなテーマなので毎回、四苦八苦します。それでも一般論に逃げることなく、地域に由来するメディアの現場の葛藤からせり出すようなスタンスを変えなければ、入り口の議論としてはまあまあかと思います。

新聞ジャーナリズムの観点に絞ってみても、デジタル分野の動きはすさまじいので、全体を静的に描くことは最初からあきらめています。

今回は、日本でも再び話題になってきた、いわゆるコミュニタリアニズムと地域メディアの試行錯誤の関係に、ギリギリでもタッチできればいいんじゃないかなあ。今日は今年初の日帰り温泉に浸かって、妄想をブワーッと広げようと思います。(笑)

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