メディアリテラシーやITリテラシーが重要だといい続けてきた。そんな自分自身が、この種のツールを使うのが実は得意で、使いこなせない人たちをいつの間にか上から目線でながめていたのではないか。メディアの世界から非営利の世界に体半分入れるようになってあらためて感じることの一つだ。
そんなわけで、本当の意味で誰でも使えるメディア環境についてあれこれ考えている。その妄想は、最近はやりのビッグデータ、データジャーナリズムのような、富める者ほど手が届く環境とはかなり異なるところで広がっている。ごく普通のツールをハンドメイドで工夫して使いこなす、手工業的な趣でもいいんじゃないか。