東北メディアラボの第1回公開研究会が2014年12月13日、東北大学で開かれました。「アーカイブ」をテーマに3人が報告しました。特にNPO法人20世紀アーカイブ仙台の佐藤正実さんの報告と見解が刺激的でした。新聞社時代、取材・報道の現場とアーカイブの間に横たわる深くて広い断層に悩まされてきました。
フリーの立場で最初に手掛けつつあるのは、この断層を埋める作業と、市民参加も含めた新しいメディアづくりを同じ論理で結びつけることです。佐藤さんのアーカイブ論はそのために重要なヒントを数多く含んでいるような気がします。あらためて意見交換させていただきたいものです。